
お忙しい中、
ご覧いただきありがとうございます。
ギフト通販業界で18年、MD・バイヤー
として1,000社以上の企業様とお取引を重ね、
数々のヒット商品を手がけてきました。
今は、その知見を活かし食品メーカー様のギフト
事業を“売れる形”にするお手伝いをしている内田です。
今回は、「他社より高い価格でも売れるギフト商品」
をどう設計するかについて、ギフト通販の現場で得た
実例をもとに解説します。
食品ギフトの価格は“原価率”だけで決めてはいけない
新商品を開発する際、多くの企業では販売価格を
「原価率」や「競合他社の価格」から逆算して
決定していると思います。
しかし、ギフト市場においてはそれだけでは不十分です。
なぜなら、ギフトには“贈る目的”や“予算枠”が
あらかじめ存在しており、購買動機が「自分のため」
ではなく「誰かのため」だからです。
ギフトの購入予算はイベントごとに決まっている
例えば「母の日」のギフト市場では、ボリュームゾーン
は5,000円前後が主流です。贈る相手に対する想いを込め
て選ぶため、価格以上に「意味」や「付加価値」が重視されます。
一般的な自家消費の商品選びとは違い、ギフトでは
「ただ安いから」では選ばれません。
「相手に喜ばれるかどうか」がすべての基準になるからです。
付加価値が“価格の正当性”をつくる
ここで、具体的な事例をご紹介します。
ある通販サイトで「お花とカステラのセット」が2種類販売されていたとします。
- Aセット:5,000円
カステラに「お母さんありがとう」の焼き印入り - Bセット:4,000円
カステラは無地で、焼き印なし
どちらも内容量・品質は同等ですが、
Aセットのほうが選ばれる確率は圧倒的に高くなります。
なぜなら、贈り手は「気持ちが伝わるか」を重視して選んでいるからです。
このように、
ギフト市場では価格が高い=選ばれないとは限りません。
むしろ、「高い理由」が明確な商品は競合より高くても選ばれるのです。
高価格でも売れるギフト商品に共通するポイント
では、競合より高価格でも売れるギフトには、
どんな条件があるのでしょうか?
- 用途・ターゲットが明確
- どのイベント向けか、誰に贈るかが商品設計に落とし込まれている。
- ストーリー性がある
- 贈り手が「これを渡せば気持ちが伝わる」と感じる要素がある(例:焼き印、特別な包装など)。
- パッケージや演出が充実している
- 届いたときの第一印象(開封体験)を重視している。
- 価格の“意味”が説明できる
- 原材料や製法に加え、「なぜこの価格なのか」が明確に伝えられる。
- 原材料や製法に加え、「なぜこの価格なのか」が明確に伝えられる。
安売りから脱却し、利益を残す価格設計を
多くの企業が「価格競争」に巻き込まれ、
安売りで利益を削る戦略を取りがちです。
しかし、ギフト事業においてはその発想は逆効果です。
むしろ、適切な付加価値を設計することで、
価格を上げても売れるというビジネスモデル
に変えていく必要があります。
「高価格=悪」ではなく、
「高価格でも納得される設計」を目指しましょう。
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今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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