
大手ギフト・通販会社で18年、MD(マーチャンダイザー)・バイヤーとして1,000社以上と商談し20,000点以上の商品に携わり、数々の商品をヒットさせてきたギフト通販ナビゲーターの内田です。
2024年、今年も昨年に引き続き私たちの日常生活には欠かせない様々な商品が値上がりしました。
自家需要では、食品や日用品など価格が上昇すれば購入を控えたり、より安価な代替品に切り替えたりすることが多いですよね。
特に節約意識が強まり、「本当に必要なものだけ」を選ぶ傾向が顕著になります。
一方、ギフトは自家需要に比べて物価上昇に強いと言われています。今日はその理由についてお伝えいたします。
1 贈りものの性質上、ギフトは価格弾力性が低い
ギフトは相手に対する感謝や愛情、礼儀を表現する手段であるため、価格が高くなっても「贈らない」という選択肢を取りにくい傾向があります。
特に、結婚祝い、出産祝い、誕生日などの特別なイベントでは、インフレ下でもギフトを購入することが優先されます。
ギフトは、受け取る相手に喜ばれたり感謝されたりすることを目的とするため、価格が少し上昇しても購入されやすいのです。
2 ギフトの需要は必需品に近い
ギフト需要は、お中元、お歳暮、クリスマス、母の日、父の日など、定期的で季節的な行事に結びついているため、一定の需要が継続します。
これにより、インフレによる影響が軽減されます。
また、結婚式、出産、などのライフイベントにおいては、ギフトを贈ることが文化的・慣習的に欠かせない行動とされているため、価格の変動にかかわらず需要が安定しています。
3 高価格帯商品への移行が容易
自家需要では価格重視で購入が抑制されやすいが、ギフトの場合、贈り先に喜んでもらうことが重要であるため、多少高価でも「質の良いもの」や「特別感のあるもの」が選ばれやすいです。
またギフトの特性上、「高級感」や「特別感」が求められるため、インフレで価格が上がったとしても、プレミアム商品やブランド品への需要がシフトします。
4 感情価値の重視
ギフトは単なる物品ではなく、感謝や思いやりを伝える手段であるため、その経済的な価値以上に「感情的価値」が重視されます。
このため、価格の上昇が購買意欲を大きく阻害しません。
「贈られた喜び」や「思い出に残る瞬間」を提供することが目的であるため、価格が多少上がっても消費者は納得しやすいのです。
特に日本では「贈答文化」が深く根付いており、義理や人間関係を大切にする風潮から、ギフト購入は半ば義務的に行われます。インフレが進行しても、この文化的背景が需要を支えます。
5 価格よりも価値
ギフト通販では、特に包装や付加価値が加わるため、商品単体の価格よりも「全体のパッケージ」が評価されます。
商材やイベントによって一概には言えませんが、ギフトにおいては同じ商品であっても包装やギフト箱にお金をかけない4,000円の商品より包装やギフト箱にこだわった5,000円の商品のほうが売れるのです。
このため、インフレによる価格上昇が目立ちにくく、消費者にとって許容しやすい状態が生まれます。
まとめ
ギフトは「贈りものとしての感情的価値」「文化的背景」「必需品的な性質」を持つため、価格の上昇に対して需要が安定しやすい特性があります。
昨今の原材料高騰に伴い、中小食品製造業は大きな打撃を受けいています。
特に自家需要商品では食品や日用品など価格が上昇すれば購入を控えたり、より安価な代替品に切り替えが発生し売上・利益を確保することが難しくなってきています。
一方ギフトは「贈りものとしての感情的価値」「文化的背景」「必需品的な性質」を持つため、価格の上昇に対して需要が安定しやすい特性があります。
売上という観点では1人のお客様が複数購入していただけることや、年間を通して様々なイベントが毎年必ず発生しますの自家需要消費より売上が上げやすいという特性があります。
利益という観点で見ても、自家需要商品のように、「できるだけ安く」ではななく「相手に喜んでもらう」という購買動機があるため価格より価値が重視されますので価格競争に巻き込まれづらいという特性があります。
このように、ギフトは需要が安定しているだけでなく、売上も利益も上げやすい魅力的な市場になっています。
昨今の物価上昇で売上・利益を確保できなくなっているのであればギフトビジネスに挑戦してみてはいかがでしょうか?
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