お忙しい中、
ご覧いただきありがとうございます。

ギフト通販業界で18年、MD・バイヤー
として1,000社以上の企業様とお取引を重ね、
数々のヒット商品を手がけてきました。

今は、その知見を活かし食品メーカー様のギフト
事業を“売れる形”にするお手伝いをしている内田です。

「始めやすい」は「続けやすい」とは限らない

近年、多くの中小企業や個人事業主が

「ネット通販なら初期投資が少なく始められる」
「実店舗よりも簡単そう」

という理由で、オンラインショップに参入しています。



特に食品やギフトを扱う企業にとって、販路拡大や
新たな売上の柱として期待が高まる分野です。

しかし、その一方で
「思ったほど売れない」
「赤字のまま閉店」
というケースも後を絶ちません。


なぜ、“手軽に始められる”とされるネット通販が、
うまくいかないのでしょうか?

今日はネット通販に参入した多くの企業がつまずく
「準備不足による失敗」の原因と、その対策について
わかりやすく解説します。

1.「出せば売れる」と思ってしまう

ネット通販を始める企業の多くが、まず商品ページ
を作り、楽天市場や自社ECサイトに商品を並べる
ところから始めます。

ところが、「とりあえず出せば売れる」と思っていた

商品が、数週間たってもほとんど売れない…。

これは、実はとてもよくあるパターンです。

なぜなら、今の時代は商品が多すぎて、
ただ“ある”だけでは見つけてもらえないからです。

しかも、商品に対するニーズや検索ワード、
競合状況、価格帯などの「市場調査」をせず
に出品してしまうと、


「誰の、どんな悩みを解決する商品なのか」
が曖昧になり、購入につながらないのです。

商品を出す前に
「誰に売るか」
「何の目的で使うか」
を明確にしましょう。

実際に検索されているキーワードや、
類似商品の価格帯・レビューを調べることが重要です。

2.ページ作りを“デザイン”だけで考えてしまう

通販初心者の多くは、
「見た目がきれいなページを作れば売れる」
と考えがちです。

もちろん、デザインは大切ですが、

それだけでは不十分です。

実は、購入を決めるのは“感情”と“納得”です。

「なぜこの商品が自分に必要なのか」
「他とどう違うのか」
「信用できる会社か」


など、読み手が納得できるストーリーがなければ、
ページを見ても「ふーん」で終わってしまいます。

お客様の感情と納得を抑えたページつくりをしてみましょう。


3.集客・リピートの流れができていない

ネット通販の最大の課題は、「知られていないこと」です

リアル店舗と違って、人通りがあるわけでも看板がある
わけでもありません。

つまり、【知られる → 興味を持たれる → 比較検討 →
購入 → ファン化】という一連の流れを、こちらから
組み立てる必要があります。

しかし多くの企業が、
「広告だけ」「SNSだけ」「楽天だけ」
といった単発施策で終わってしまい、結果的に

「一度もリピートされずに終わる」ということに…。


自社サイトであればSEOやメルマガ、リターゲティング
広告など、継続的に集客できる仕組みを持っておくこと
が重要です。

さらに、一度購入したお客様に対して、どのタイミング
でどんな情報を届けるのかをあらかじめ決めておくこと
で、リピート購入のチャンスを逃さずに済みます。



始める前に「全体の流れ」を整えている企業がうまくいく

ネット通販はたしかに、店舗を持たずに全国へ販売
できる魅力的な仕組みです。


でも、“手軽に始められる”という言葉だけを信じて、
下準備をせずに走り出すと、時間もお金も消耗する
だけで終わってしまう可能性があります。

反対に、成功している企業は
「誰に売るのか」
「なぜ売れるのか」
「どう知ってもらうか」
「どうリピートしてもらうか」
という販売の流れ全体を、事前にしっかりと整理しています。

もし、今これから通販を始めようとしている、
あるいは始めたばかりの段階なら、まずは一度
立ち止まって「販売の流れが整っているか」
を見直してみてください。



今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

あなたのビジネスが成功すること

をいつも応援しています。