こんにちは。食品ギフト通販コンサルタントの内田です。

2024年、今年も昨年に引き続き私たちの日常生活には欠かせない様々な商品値上がりしました。

自家需要では、食品や日用品など価格が上昇すれば購入を控えたり、より安価な代替品に切り替えたりすることが多いですよね。特に節約意識が強まり、「本当に必要なものだけ」を選ぶ傾向が顕著になります。一方、ギフトは自家需要に比べて物価上昇に強いと言われています。今日はその理由についてお伝えいたします。

1 贈りものの性質上、ギフトは価格弾力性が低い

ギフトは相手に対する感謝や愛情、礼儀を表現する手段であるため、価格が高くなっても「贈らない」という選択肢を取りにくい傾向があります。特に、結婚祝い、出産祝い、誕生日などの特別なイベントでは、インフレ下でもギフトを購入することが優先されます。ギフトは、受け取る相手に喜ばれたり感謝されたりすることを目的とするため、価格が少し上昇しても購入されやすい。

 ギフトの需要は必需品に近い

ギフト需要は、お中元、お歳暮、クリスマス、母の日、父の日など、定期的で季節的な行事に結びついているため、一定の需要が継続します。これにより、インフレによる影響が軽減されます。また、結婚式、出産、などのライフイベントにおいては、ギフトを贈ることが文化的・慣習的に欠かせない行動とされているため、価格の変動にかかわらず需要が安定しています。

3 高価格帯商品への移行が容易

自家需要では価格重視で購入が抑制されやすいが、ギフトの場合、贈り先に喜んでもらうことが重要であるため、多少高価でも「質の良いもの」や「特別感のあるもの」が選ばれやすいです。またギフトの特性上、「高級感」や「特別感」が求められるため、インフレで価格が上がったとしても、プレミアム商品やブランド品への需要がシフトします。

 感情価値の重視

ギフトは単なる物品ではなく、感謝や思いやりを伝える手段であるため、その経済的な価値以上に「感情的価値」が重視されます。このため、価格の上昇が購買意欲を大きく阻害しません。「贈られた喜び」や「思い出に残る瞬間」を提供することが目的であるため、価格が多少上がっても消費者は納得しやすい。特に日本では「贈答文化」が深く根付いており、義理や人間関係を大切にする風潮から、ギフト購入は半ば義務的に行われます。インフレが進行しても、この文化的背景が需要を支えます。

 価格比較の難しさ

ギフト通販では、特に包装や付加価値が加わるため、商品単体の価格よりも「全体のパッケージ」が評価されます。このため、インフレによる価格上昇が目立ちにくく、消費者にとって許容しやすい状態が生まれます。

ギフトは「贈りものとしての感情的価値」「文化的背景」「必需品的な性質」を持つため、価格の上昇に対して需要が安定しやすい特性があります。インフレが進む中でも、贈ること自体が優先されるため、自家需要よりも価格変動の影響を受けにくいのです。

昨今の物価上昇で売上・利益を確保できなくなっているのであればギフトビジネスに挑戦してみてはいかがでしょうか?食品ギフト通販コンサルタント事務所ココカラは全力でサポートさせていただきます。