
お忙しい中、
ご覧いただきありがとうございます。
ギフト通販業界で18年、MD・バイヤー
として1,000社以上の企業様とお取引を重ね、
数々のヒット商品を手がけてきました。
今は、その知見を活かし食品メーカー様のギフト
事業を“売れる形”にするお手伝いをしている内田です。
「地元密着型」の限界が来ている
地元に根ざした商品を長年作り続けてきたものの、
「年々売上が落ちてきている」
「何か手を打たないといけないとは思っている
けど、何をすればいいのかわからない」
という相談を、最近よく受けるようになりました。
この傾向は、一部の企業に限った話ではありません。
むしろ、真面目に地域に根ざしてやってきた企業ほど、
いまの時代において悩みが深くなっている傾向があります。
たとえば、地場の顧客だけを対象にした直売や卸。
あるいは、観光需要に依存した店頭販売。
こうしたビジネスモデルは、一昔前ならある程度成立
していました。
しかし近年は、人口減少・高齢化・観光客の変動など、
地域を取り巻く環境が大きく変化しています。
「今のままでは売上が減るのは仕方ない」
と、どこかで感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、私がこれまで見てきた中でも、
「良い商品なのに、売り方の選択肢が少ない」
ことが、大きな機会損失になっているケースは数多くあります。
全国に届ける。だからこそ「ギフト」が効く理由
こうした状況の中で、再び成長軌道に乗せるための
選択肢のひとつが、「ギフトとして通販で販売する」
というアプローチです。
なぜ「ギフト」なのか?理由はシンプルです。
それは、“自分では買わないけれど、もらったら嬉しい”
という商品ジャンルが、ギフトには多く存在するからです。
さらに、ギフトという形にすることで
「複数個まとめて買ってもらえる」
「単価が上がる」
といった恩恵も受けやすくなります。
そして何より重要なのは、
“地元では当たり前に売れている商品”を、
その土地に縁のない人にも魅力が伝わるような
ギフト商品として設計し直すことです。
観光客や地元の方には伝わる価値も、
別地域の人にはなかなか伝わりにくいもの。
だからこそ、誰にでも理解・共感される形に落とし
込み、全国の人にも「贈りたくなる理由」を持たせ
ることが、ギフト展開において欠かせない視点になります。
「地元向けの商品」を「全国向けのギフト商品」
として再構築すること。
そのための“伝え方”と“見せ方”の工夫が、
販路拡大の大きな鍵になるのです。
「いきなり売れる」は幻想。けれど、柱を作るなら通るべき道
もちろん、
「ギフト通販をやればすぐに売上が伸びる」
とは言いません。
商品の設計、見せ方、価格の組み方、販売導線など、
戦略的に組み立てる必要があります。
初月から数字が大きく跳ねることも少ないでしょう。
しかし、だからこそ早く取り組む価値があります。
既存の地場チャネルの売上が少しずつ下がっていく中で
“時間をかけてでも確実に育てる”もう一つの売上の柱
を持つことが、数年後の事業継続に大きな意味を持ってくるのです。
実際、今伸びている中小メーカーほど、
「ギフト×通販」の取り組みをスタートしていて、
地元市場以外からの売上構成比を年々増やしています。
あなたの商品には、もっと価値がある
たとえば──
・地元の特産素材を活かした独自加工品
・創業から受け継がれてきた製法
・他には真似できない職人技術や味の再現性
こうした“あたりまえすぎて見落とされている”価値が、
ギフトという形にすることで初めて光を放つことがあります。
変えるべきは「商品」ではなく「売り方」
多くの方が、
「今ある商品では限界がある」
「他にない新商品を作らなければ」と考えがちですが、
実際には、すでに持っている独自の技術や強みを、
“誰にでも伝わるギフト商品”として再構築することで、
十分に売上はつくれます。
つまり、商品そのものをゼロから作り直すのではなく、
“今ある価値”をギフトとしてどう見せるか、どう届けるか
──その設計次第で売れ方が変わるということです。
もし今、「このままではジリ貧だ」と感じているなら。
そして、「本当はもっと売れるはずなのに」と思っているなら。
まずは一歩踏み出し、
“ギフトとしての形”を整える視点で、御社の商品と向き
合ってみてはいかがでしょうか。
そこから、これまで届かなかった新しい市場との接点が
生まれていくはずです。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
あなたのビジネスが成功すること
をいつも応援しています。