
お忙しい中、
ご覧いただきありがとうございます。
ギフト通販業界で18年、MD・バイヤー
として1,000社以上の企業様とお取引を重ね、
数々のヒット商品を手がけてきました。
今は、その知見を活かし食品メーカー様のギフト
事業を“売れる形”にするお手伝いをしている内田です。
今日は「ギフトビジネスで失敗しやすい5つの落とし穴と成功の秘訣」についてお伝えします。
ギフトビジネスは思わぬ“落とし穴”が多い
ギフト市場は、食品・日用品から高級雑貨まで
幅広く成長を続けている分野です。
特にコロナ以降は「ECギフト」「法人ギフト」
「ご自宅需要」など多様化が進み、企業にとって
新しい販路拡大のチャンスとなっています。
しかし、せっかくギフト事業に挑戦しても
「思ったほど売れない」「リピーターが定着しない」
という声は少なくありません。
そこには、多くの経営者が陥りがちな“共通の勘違い”があります。
それでは、実際に経営者が陥りやすい代表的な間違いを見ていきましょう。
1.価格戦略のミス 「通常商品と同じ価格設定」にしてしまう
ギフト商品は「贈る側」と「受け取る側」の両方が
存在する特殊な市場です。
一般商品の延長線で価格をつけてしまうと、
次のような問題が起こります。
・贈答用としての“見栄え”が弱くなる
・利益率が低くなり、包装・送料などの追加コストを吸収できない
たとえば通常1,000円の商品をそのままギフト
にしてしまうと、包装資材・熨斗・送料などで
赤字になりやすくなります。
ギフトには「付加価値コスト」が必ず発生するため、
ギフト専用の価格設計を行うことが不可欠です。
2.販売戦略のミス 「季節や用途を意識せずに販売」してしまう
ギフトは需要の波がはっきりしています。
お中元・お歳暮・母の日・父の日・内祝いなど、シーズンや
用途ごとに商品を企画・提案する必要があります。
しかし、多くの企業が「通年商品をそのまま売ろう」
としてしまい、結果として売上の山をつくれません。
成功している企業は、
年間販促カレンダーを組み、毎月のギフト需要を意識した販促を仕掛けています。
例
・3月 → 卒業・退職・ホワイトデー
・5月 → 母の日ギフト
・7月 → お中元
・12月 → お歳暮・クリスマス
ギフト市場は「待ち」の姿勢では売れません。
カレンダーに合わせた戦略的な販促設計が欠かせません。
3.WEB戦略のミス ―「ギフト専用サイトを作らない」
ECを運営している企業で特に多いのが、
「通常の通販サイトに商品を並べているだけ」
というケースです。
これでは、検索エンジンから
「ギフトを探しているお客様」に届きにくくなります。
ギフトを探すお客様は
「〇〇 ギフト」
「△△ 内祝い」
「□□ お歳暮」
といったキーワードで検索します。
ところが一般商品と混在しているサイトは、
SEO的にもコンバージョン的にも不利です。
ギフト専用ページや特設サイトを設け、
検索キーワードに最適化することが成果につながります。
さらに、熨斗・メッセージカード・包装例をしっかり掲載
することで「このサイトはギフトに強い」とお客様に安心感を与えられます。
4.顧客理解のミス ―「贈る側の心理を無視してしまう」
商品開発や販促の際、つい「受け取る側の満足」
だけに目が行きがちです。
もちろん品質は重要ですが、
ギフトでは贈る人の心理も強く影響します。
贈る人が求めるのは、
・「センスが良いと思われたい」
・「予算に見合う適切な商品を贈りたい」
・「安心して任せられる包装や配送をしてほしい」
といったポイントです。
ここを理解していないと、せっかく良い商品でも
「贈りやすさ」が欠けて売れません。
逆に、「予算別」「用途別」「熨斗・包装対応の明示」
を工夫するだけで選ばれる確率が高まります。
5.リピート戦略のミス 「一度売って終わり」になってしまう
ギフトはリピーターが最も強いビジネスです。
毎年同じ時期に同じ企業や個人が贈り物をするため、
一度満足した顧客は翌年も注文してくれる可能性が高いのです。
しかし多くの企業は、初回の販売後に何もアプローチ
をせず「流れてしまう」ケースが目立ちます。
成功する企業は、
・シーズン前にDMやメールで再提案
・顧客の購入履歴に応じたリコメンド
といった地道なリピート戦略を徹底しています。
「一度売って終わり」ではなく、
「顧客と長期的に付き合う」意識が不可欠です。
まとめ
ギフトビジネスは、単なる「商品を売る」
発想では成功しません。
・価格戦略
・販売戦略
・WEB戦略
・顧客理解
・リピート戦略
この5つの基本を押さえることで、売上と利益
を安定的に積み上げることが可能になります。
これからギフト市場に挑戦する経営者は、
「一般商品と同じ考え方で進めてしまう」
という落とし穴を避け、ギフト特有の構造に最適化
した経営判断をすることが大切です。
ご紹介した5つのポイントは、
どの企業様にも起こりうる“落とし穴”です。
もし『自社のギフト事業も当てはまるかもしれない…』
と感じられた方は、下記の無料診断をご活用ください。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
あなたのビジネスが成功すること
をいつも応援しています。