こんにちは。ギフト通販業界で18年、MD・バイヤーとして1,000社以上の企業様とお取引を重ね、数々のヒット商品を手がけ、今は、その知見を活かし食品メーカー様のギフト事業を“売れる形”にするお手伝いをしている内田です。


「まずは在庫を作ってから売る」

これはモノづくりの基本のように思えますが、ギフト通販では必ずしも正解とは限りません。

むしろ、ギフトのような“時期が限られた需要”に対応する商品は、「売ってから作る=予約販売型」の方が成功率が高くなることも多いのです。

今回は、在庫リスクを抑えつつ成果を出すための“売ってからつくる”アプローチについて、実際の現場でよくあるパターンを交えてお話しします。


なぜギフトに「予約販売」が向いているのか?

ギフト商品は、「いつ・誰に・どんな目的で贈るか」が決まっていることが多く、
購入のタイミングが集中します。

例えば…

母の日、父の日、敬老の日、クリスマスなどの年中行事

取引先や顧客への法人向けギフト

このようなケースでは、事前に注文が読めれば生産も最小限で済み、ロスも出ません。
一方、過剰に在庫を抱えてしまうと、売れ残り・割引処分・保管コストなど、デメリットが大きくなります。

そこで効果的なのが「予約販売」というスタイルです。

「売ってから作る」で在庫リスクをゼロに

たとえば、ある中小食品メーカーさんは、定番の焼き菓子詰め合わせを“お歳暮予約ギフト”として、9月下旬に先行販売を開始。
販売ページでは「12月1日〜20日お届け」とあらかじめ明示し、製造は11月末〜12月上旬に集中させました。

その結果、
✅ 売れる数があらかじめ見えるので過剰在庫が出ない
✅ 包装資材や人員も事前に手配できる
✅ ギフト特有の“演出”にもしっかり手がかけられる

このように、リスクを抑えながら“売れる準備”に集中できたことで、初回でも大きな成果につながりました。

実は「予約販売」だからこそ買ってもらえる

意外かもしれませんが、お客様は“予約販売”に対してネガティブではありません。
むしろ「限定感」「確実に贈れる安心感」があることで、早めの購入を決断しやすくなるのです。

・数量限定
・◯月◯日までのご予約で確実にお届け

こうした表現を加えるだけでも、販促効果はぐんと上がります。

また、あえて早期締切を設けることで製造・発送もスムーズにでき、全体の業務効率も上がります。

小さく始めて、大きく育てる

「予約販売」といっても、最初から大規模にやる必要はありません。
まずは既存商品をアレンジして、ECサイトや自社サイトで100セット限定、先着順、◯日発送予定など、“小さく売って反応を見る”ことからスタートでOKです。

ここで反応がよければ、来年は商品バリエーションや数量を増やせばいいし、反応が薄ければ、見せ方やターゲットを見直すこともできます。

大切なのは、商品を抱えてから売るのではなく、「売ってからつくる」発想に切り替えること。

この柔軟な考え方が、ギフト通販では成功の分かれ道になります。

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今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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